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2006年12月26日の中国外交部秦剛・報道官の定例記者会

 

   2006年12月26日の中国外交部秦剛・報道官の定例記者会見のうち、日本関係の一問一答は次の通り。

 問 日本と中国はきょうから双方の歴史問題における意見の食い違いについて討議するが、具体的にどのような問題を討議するのか。中国は何を期待しているのか。

 答 私は、あなたがいま両国は歴史問題における意見の食い違いについて討議すると言ったことに留意している。こうした言い方には賛成できない。両国の歴史学者が中日関係史について対話と交流を行うことは両国政府と両国指導者の合意によるものである。その目的は中日間の2000年の交流史、近代の不幸な歴史および戦後60年の中日関係の発展史の共同研究と交流を通して、歴史に対する客観的認識を深め、相互理解を深めることにある。対話と交流は中日間の3つの政治文書の原則および「歴史を直視し、未来に目を向ける」精神にのっとって行われる。私の知るところでは、きょう午後4時から開幕式が行われ、続いて全体会合が開かれる。あす午前にまた全体会合が開かれ、午後はグループで討議し、夜に閉幕式が行われる。中国は私がいま言った原則と精神にのっとって日本側の専門家と研究活動を行うことを願っている。

 問 中日共同歴史研究についてだが、あなたが報道官に就任した当時、中日関係は史上最も良くない状態で、われわれは歴史研究のこうした会合が開けるとは思ってもいなかった。報道官としてどのように感じているか。

 答 あなたの質問は私に年末のまとめをさせるもののようだ。近年、中日関係には困難と曲折が現れた。原因はご承知の通りだ。われわれはこう強調している。中日関係の一つの重要な基礎は歴史問題を正しく扱い、処理するということで、この問題が適切かつ正しく処理された時、中日関係は健全で安定した、順調な発展が可能になる。逆であれば、困難や障害にぶつかリ、それは双方の利益に合致しない。したがって、われわれは今年秋以降、中日関係に前向きの変化が見られ、現在、両国関係に改善と発展のよい基調が現れていることを喜んでいる。こうした時にわれわれは、やっと得られたこの局面をより一層大切にすべきで、さらに両国関係の発展にかかわる重大な問題を適切に処理する必要がある。われわれは、両国の政府と指導者が歴史共同研究を決定したのは非常に正しいことだと考えている。それによりわれわれは対話と交流を通じて、問題を適切に解決し、歴史的事実を正しく知って、中日関係のより一層素晴らしい未来のためにより良い基礎を築くことができる。

 問 中国のメディアは、双方は南京大虐殺の問題を討議するだろうと言っているが、確認できるか。

 答 歴史問題を正しく認識し、処理することは中日関係の健全で安定した発展のための重要な政治的基礎である。残虐非道な南京大虐殺を含め、日本が前世紀にあの侵略戦争を起こしたのは、動かぬ証拠のある、否定することも覆すこともできない歴史的事実であり、つとに国際社会の定説になっている。われわれは双方が「歴史を直視し、未来に目を向ける」精神にのっとり、両国の学者による共同研究を通じて、歴史上の事実に対する客観的認識を深めるよう希望している。

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