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中国映画感想の九-「煙花三月」
2012/08/10

 揚州の著名な料理店である煙雨楼の「煙花三月」の額を賭けた揚州の料理人達と元宮廷料理長を先祖に持つ北京の姜山氏との料理対決に見入ってしまった。料理を食べ、判定理由を聞いているだけで中華料理の伝統とその奥深さが映画を見ているだけで良く伝わった。また、どんなに料理技術が優れていてもその場に応じた臨機応変な力も必要であり、それが料理の進歩に繋がることも説明されており、このことは料理だけでなくビジネスを含むすべての分野でも共通のことであると感じた。実際に自身も仕事で何度も中国へ行っているが食べたことのない料理ばかりであり、ぜひ機会があれば食べてみたいと思った。

 伝説の一刀鮮を煙雨楼の徐社長が演じて河豚料理で姜山を毒殺しようと試みたが失敗し、主人公の一人である沈飛が煙雨楼の食材仕入れ担当でありながら最後に姜山とこの河豚を食材にした料理対決で実力を発揮して勝つところは見応えがあった。特に料理のヒントは食材しいれで現場を見て、その特徴を理解していなければ応用力は育たず、厨房で作っているだけの人間にはわからないという言葉には感銘を受けた。伝説の一刀鮮は誰も気づかない一番身近なところにいたということであり、民衆の中に天才が埋めもれていたということでもある。また、煙雨楼の娘である徐麗婕と沈飛との互いの淡い恋心が最後にハッピーエンドになるところも見ていて安心した。互いの気持ちを成語で語る場面はほのぼのとした心温まる場面でした。

 映画鑑賞会は今回が初めてでしたが機会があれば次回も参加したいと思います。今回は、ありがとうございました。

               --荒田稔

 
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