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北京五輪の経済効果(2)三大効果
2008/08/06
 過去の開催都市における歴史的実践を見てみると、五輪経済は主に次の3つに分類される。

 (1)関心経済(アテンション・エコノミー)

 関心経済とは人々の注目する資源が相対的に集中することによって開催都市と開催国に一種の段階的な高成長をもたらす経済現象。特に五輪経済と関係が密接な観光・イベント・文化・スポーツ・不動産・飲食・情報・コンサルタント・金融・保険・郵政・電信などの発展の勢いを後押しする。世界各地の人々が五輪開催中にひとつの国に集まり、自分の好きなスポーツを観戦したり、現地の風土や暮らしを味わうことで、開催国は独自の特色をアピールすると同時に大量の外貨を獲得し、いわゆるウィンウィンの局面に立つことができる。

 (2)ブランド経済
 
 良好な運営を通じて有名製品や企業ブランドを確立することができる。五輪はその悠久の歴史と知名度により、一種の極めて影響力がある無形のブランドを築いた。この五輪ブランドのもと、普通のぬいぐるみがマスコットとなり、高品質のスポーツ用品が五輪専用の指定グッズとなる。これらの商品はあるモノは一世を風靡し、あるモノは時代を越えたブランド品へと培われていく。1988年のソウル五輪に観戦に来た外国人を対象に観光グッズの好みに関する調査を行ったところ、ソウル五輪をテーマにしたグッズよりも韓国伝統の商品への関心が高いことがわかった。北京で行われた世界大学生スポーツ大会でもチャイナドレスや中国結び、シルク製品、伝統的な小物など中国の文化的特色の濃いグッズを買い求める観光客が多かった。また、シドニー五輪では「金メダル切手」に人気が集まった。

 (3)特需経済

 五輪は開催都市や開催国の経済や社会の発展・生産にとって大きな牽引力となり、加速器や活性剤の役割を果たす。五輪の準備開始から計画・設計・建設・利用の各段階で地質・建築・土木・マーケティングなど多くの業界がかかわることで、経済は需要の拡大により異常なほど活発化し、五輪が数多くの業界に著しい経済発展をもたらす。ソウル五輪ではサービス業に16万、製造業に5万、建設業に8万、あわせて30万の働き口を提供。シドニー五輪では働き口が15万も増加した。北京が五輪開催のため新たに1000億元を投資し、10万元ごとに働き口を1つ確保できると計算すると、今回の五輪では100万の就業チャンスが生まれることになる。しかも、その増えた分の働き口は建設・不動産・環境保護・電子機器・文化・スポーツ・観光・情報サービスなど第3次産業に集中している。(編集KA)

  「人民網日本語版」2008年8月4日
 
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