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薛剣総領事「日中文化芸術祭IN万福寺」イベントに出席
2022-09-20 23:44

9月17日、黄檗山万福寺・黄檗日中交流委員会、黄檗文化促進会が共催し、中日国交正常化50周年、隠元禅師の大遠忌350周年を記念するイベント――「日中文化芸術祭 IN万福寺」が京都宇治の黄檗山万福寺で盛大に開催された。薛剣駐大阪中国総領事が出席し、あいさつした。宇治市松村淳子市長、黄檗宗万福寺近藤博道管長、社団法人黄檗文化促進会林文清会長及び陳理事長ら各界代表がこのイベントに参加した。


薛剣総領事は、まず、この芸術祭が成功裏に挙行された事を祝福し、次のように述べた。両国の長い歴史を振り返ってみると、文化交流は非常に重要な役割を果たしてきた。1654年、63歳の隠元禅師が、日本の仏教界の真摯な要請を受けて、「道義撐持、東西互照(道義があって、道義をもって、東と西に、人々は互いに支え、互いに護り照らす」の精神を堅持し、故郷の福建省を離れ、京都へ来て万福寺を設立し、日本黄宗を開いた。隠元禅師のような先人たちは、さまざまな困難を克服し、確固たる信念を持ち、文化を通じて両国の友好交流と相互理解に多大な貢献をした。

薛剣総領事はさらに、以下のように語った。今年は中日国交正常化50周年であり、我々は初心に立ち返り、歴史を振り返り、先人の知恵と勇気を学び、この非常に貴重な絆を大切にし、隠元禅師が中日文化交流と相互学習を促進するという遺志を肝に銘じ、隠元禅師の貴重な精神が新しい時代の輝きを放ち続けるようにすべきである。在大阪中国総領事館として、各分野での交流を一層促進し、両国国民の相互理解と友好関係を強化させていきたい。

開幕式では、神戸華僑総会の舞獅隊による素晴らしい獅子舞の演出が、中日友好への素晴らしい祝福を届けた。

また、福州市人民対外友好協会もこの芸術祭に対して強力な支援をし、福清市書道家協会がすばらしい書道作品を日本に送って出展し、この芸術祭に輝きを添えた。社団法人京都中国書画院は、30名以上の日本人芸術家と在日中国人芸術家の作品を収集し、芸術祭の書画展に出展した。

日本煎茶黄檗皎上月流家元が弟子たちを率いて茶席を用意し、来場者のために献茶を行った。

日本中華文学芸術家連合会の音楽家たちは、来場者のために、志向を凝らした一風変わったコンサートを開き、今回の芸術祭を大いに盛り上げた。

夜のとばりが降り、華やかな光が付いた。四川省自貢から届いた大型の灯籠がともされ、歴史のある黄宗大本山万福寺は、喜びと平和の雰囲気に包まれた。

「禅師が二つの黄檗を開き、東西に応化し、身を現して法を説き、四十年間に及ぶ」。隠元禅師の東渡は、中日文化交流の推進、特に日本仏教の禅宗の発展を促し、更に中国の明と清の書道、絵画、篆刻、彫刻、建築、医学などの文化的・芸術的成果の普及に重要な貢献をし、中日両国の人々から広く尊敬されている。中日両国の国交正常化は50年を経て、風雨を恐れず、互いに励ましあい前進していくであろう。

 
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