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中国 都市化過程での「半都市化」の困惑
2011/02/20

都市化とは、人類の生産・生活方式が農村型から都市型へ転化する歴史的過程を指す。改革開放以来、中国の都市化は人類の歴史上、未曾有の規模で急速に発展、中国経済と社会の加速的発展を強く推進した。「光明日報」が伝えた。

住宅・都市農村建設部と科学技術委員会が指導、中国国際都市化発展戦略研究委員会がこのほど主催した「第4回中国都市化国際サミット」で、2006年、2007年の中国都市化率現状調査報告が発表された後、「2008中国都市化率調査報告」(「白書」)が公表された。同「白書」はデータのその正確性、権威性、的確性により、中国の都市化過程が「半都市化」の困惑に遭っていることを重く指摘している。

中国都市化「白書」は、公安部が提供した最新の戸籍統計データに基づき、都市・農村の非農業人口と総人口の比率から、2008年の中国の都市化率を33.28%と算出、2007年(32.93%)から0.35ポイント上昇していることを示した。一方、国家統計局が全国都市・農村人口と総人口の比率から算出したデータによると、2008年の中国の都市化率は45.68%となり、2つの数字の差は実に12.4%となり、人口1億6100万人以上分に相当する。「白書」は、この1億6100万人はすでに農村を離れて都市に流入した人口だが、都市社会に真に溶け込んではおらず、よって「半都市化」現象を軽視することはできないと指摘している。

「半都市化」の概念とは、農村人口が都市人口へ転化する過程における一種の不完全な状態を指し、農民がすでに故郷を離れて都市で就業・生活していても、彼ら・彼女たちの労働報酬、子女教育、住宅など非常に多くの方面で都市住民と同等の待遇が受けられず、また都市にて選挙権・被選挙権など政治的権利を有していない状況が現れる。

「白書」は、新疆ウイグル自治区を除き、中国大陸部のその他の省・自治区・直轄市に「半都市化」現象の例外は皆無と指摘する。各省・自治区・直轄市の「半都市化」水準は異なり、加えて半数以上の省・自治区・直轄市は経済社会の発展に伴い、その都市化率の偏差は徐々に拡大、「半都市化」現象はより鮮明になりつつある。

「白書」のデータによると、地域別では「半都市化」現象は中西部地区で最も顕著で、四川、重慶、貴州、湖南、安徽、河南、山西などの地区の都市化率の偏差は13%以上に上る。これらの地区の経済発展は相対的に遅れており、一次産業の比重が比較的大きく、農村人口が多く、農業現代化の不断なる推進に伴い、農村で大量に余った労働力がさらに高い経済所得と生活水準を求めて出稼ぎを選択するのは必然である。経済力、技術水準、知識などの影響を受け、農民工(出稼ぎ労働者)は往々にして地元の省(自治区・直轄市)の都市、あるいは近隣の省などの都市に赴き働くのが第一の選択肢となっている。(編集HT)

「人民網日本語版」2011年2月17日

 
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