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中国の都市化率,45%を超える
2009-09-22 20:42
  国家統計局が17日に発表した「新中国60年シリーズ報告」によると,中国の都市化率は08年末までに45.68%に達し,1991年よりも19ポイント高まった.「中国新聞網」が伝えた.

  中国東部沿岸には,「北京・天津・河北」「長江デルタ」「珠江デルタ」の3つの都市圏がある.これら三大都市圏の地級市以上(市直轄県を含む)の都市のGDPは10兆6千億元にのぼり,全国の地級市以上の都市全体の33%に達している.

  報告によると,中華人民共和国建国60年以来,中国都市の社会と経済の建設には非常に大きな変化が起こった.都市化のプロセスは加速し,都市発展の布石と構造はさらに合理化し,国民経済に果たす都市経済の役割もますます際立ってきている.

  中国の都市総数は08年末までに655カ所に達した.1991年に比べて176カ所増え,年平均で11都市が増えていることになる.都市部の人口は1991年より90%増え,年間平均増加率は5.6%に達する.全国の地級市以上の都市(市直轄県を含まず)の人口は3億7千万人余りで,1949年の9.5倍に達した.

  注目に値するのは,都市群が急速に発展し,都市発展が成熟期にさしかかっているということだ.「長江デルタ」「珠江デルタ」「北京・天津・河北」「アモイ・ショウ州・泉州南福建デルタ」のこれまでの都市群のほか,「山東半島都市群」「遼寧中南部都市群」「中原都市群(鄭州周辺)」「長江中流都市群(武漢周辺)」「海峡西岸都市群」「四川・重慶都市群」「関中都市群(西安周辺)」などの新たな都市群が形成されつつある.

  東部沿岸地区に密集した都市群・都市人口・経済生産は中国経済発展の中心的役割を担ってきた.「長江デルタ」「珠江デルタ」「北京・天津・河北」の地級市以上の都市(市直轄県を含む)の一人当たりGDPはそれぞれ5万6566元・5万6000元・4万7494元だった.GDPが2千億元を超えた都市は08年,20カ所に達した.上海・北京・深センがトップ3となった.

  全国の地級市以上の都市(市直轄県を含まず)における香港・マカオ・台湾と海外の投資工業企業は08年,4万7568社に達し,工業生産総額は11兆元を超えている.都市化の急速な発展は中国経済の躍進を力強く支えてきた.
 
 
 
 
「人民網日本語版」2009年9月21日
 
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